本日は『じゅげむReMix#2』の上演でした!
中川児童館で昨年3月に続き、パフォーマンス講師を担当。
台本・構成・演出・作曲・振付・美術・演奏などと
担当したことを書き出せばいろいろあるのですが、
それより何より、子どもたちと真剣勝負したという感覚が強い。
後半は意識的にマイクも使うようにしましたが、
大きな声を出していたので、のどが痛い・・。
児童館は子どもたちにとってのホーム。
普段通りに遊ぶ子どもたちも沢山いて、実は終始かなりうるさかった。
学校や劇場などとは違ったアウェイな現場で、いろいろな意味で鍛えられました。
昨年は午前から夕方までの長めのプログラムを週末2日連続でやったのですが、
今回は二時間ずつの4回に分けての開催。(3月8日、15日、30日、31日)
週をまたぐことで忘れるだけでなく、毎回参加者が変わってしまって、
コンテンツの創作は進む一方で、参加者の積み上げができないという、
なかなかつらい状況でした。
なかなかつらい状況でした。
四回すべてに参加してくれた唯一の女の子が、
本番直前に(お母さんが現れたのがきっかけ?)、
急に出ないと泣いて、結局辞退してしまったり、
他にもそれはそれは様々な不測の事態がありました。
かなり大変な現場だったし、こちらの計画した内容が全然できない
(というか、そもそも計画するための条件が決まらない、揃わない)
というのは、なんとかならんかなぁと、ヘトヘトになりながら毎回思ってました。
(愚痴ですいません。)
でもね、劇場や音楽ホールにお金を出して行く家庭や、
スタジオや文化施設に習いに来る人。ワークショップ情報にアンテナを張って、
子どもに行かせたり、自分で足を運ぶ人は、社会の中では実はほんの一部なのですよね。
オランダにいた頃に参加していたMEMOという訪問演奏の活動の中でも、
似たようなことを感じて、いわゆるアウトリーチ活動の大切さを再認識してました。
託児所や小学校も地域によって東欧などからの移民が多いところもあれば、
黒人中心の学校、白人ばかりの託児所などいろいろな傾向があって、
その子どもたちの反応を見ていると、小さくともすでにどんな経験をしてきたのか、
ある種の階層なんかも含めて、文化的な格差を意識する機会が多くありました。
学校の勉強とも、勝ち負けのゲームとも違う、
アートならではの、自由な想像力と身体の遊びを必要としている子どもたちは、
実はもっともっと大勢いて、こういう場に呼んでくれる児童館なんて、
ほんとなかなかないですから、そんな出会いの場をつくっていただけたことが、
もうそれは本当に尊い、とてもありがたいことだなと強く思うのです。
上演には出演できなかった女の子も、ワークショップ自体は
毎回すごく楽しんで参加してくれて、今日も終わった後に挨拶して別れることができました。
去年参加してくれた子どもたちも、結構覚えていてくれて、
確実に彼らの中に、非日常な記憶として何か残せているのだなと思うと、
こうした現場を大事にしていきたいと思います。
***
なんだか最初書こうと思っていた内容からずいぶん遠くまで行ってしまったな。
ちょっと論点も混ざってしまってますが、ご容赦ください。
一緒にワークショップや上演をサポートしてくれた仲間たちや
児童館スタッフの頑張りがあって、なんとか形にすることができました。感謝。
そして何より参加してくれた子どもたちに、ありがとう!
また遊びましょう!
トパ
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