2017-05-21

PoYDay002【Judgement 判断】

【Judgement 判断】

今夜のご飯は何にしよう。外食するならどのお店?奥の席に座って、メニューを拝見。さて、どれを注文しようか。アルコールはやめておく?帰宅して、寝る前にメールチェック。返信は・・また明日にしよう。

意識的なものも無意識的なものもありますが、私たちは起きてから寝るまで、常に判断を繰り返しています。

Coaching O-live代表、メンタルコーチの橋本知久です。

「Points of You®今日の1枚」はこちらです。



※Points of You®のセルフワークを始める前に、
ご自分のテーマを持って読み進めると、最後により楽しめると思います。
何か仕事や人生のモヤモヤすることはありますか?
「人間関係、収入、恋愛、仕事、コンプレックス」など、
どんな分野でもいいので、何か「これについて考えてみよう」という
テーマを決めて、
(書き出すのもオススメです!)
以下を読み進めてみて下さい。

さて、ではカードをじっくり観ていきましょう!

(以下の質問は、カードの見方の参考まで。)
「写真に何が見えますか?何が目に焼き付きましたか?」
「今まで目を向けていなかった要素に注目すると?」
「書かれた言葉と反対の意味の言葉は何ですか?」
「この写真は好きですか?嫌いですか?それはなぜですか?」
「どんな感情や気持ち、思い出を呼び起こさせますか?」
女性が手にしているのは巻尺でしょうか。壁紙のハートや、手首のアクセサリ、派手な黄色の服が目に入って来ます。これから自分の洋服でも作ろうとしているのでしょうか。
「判断」の反対の言葉ってなんでしょうか。盲信、従順、直感、優柔不断。いろいろと言葉のつながりやイメージが広がります。

ワクワクするような感覚の写真に、どこかクールな印象の「Judgement 判断」という言葉を見ると、自分が行う判断も実はもっと気楽に楽しみながらやってみてもいいのかもしれない。そんなふうにも思えてきました。

***

イギリスが生んだ天才的劇作家、ウィリアムシェイクスピアはこう言っています。

 There is nothing either good or bad, but thinking makes it so.
 物事によいも悪いもない。考え方によって良くも悪くもなる。

あなたはどんな基準で、他の人や自分のことを判断していますか?

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

(最後に、こうした質問がご自身のテーマとどのようにつながっているか、
少し時間をとって考えてみて下さい。何か気付きがありましたか?

━━━━━━━━━━━━━━━━━
Points of You®の面白さは、同じカードでも人によって
見え方や感じ方が異なるところです。
この「今日の1枚」シリーズで橋本がやっていることが
唯一の正解とかそういう訳ではなく、あくまでも1つの現れ方、
サンプルの1つだと思って読んでいただければ幸いです。

体験会では同じカードを他の人がどう見るのか、自分の
コメントを他の人がどう感じるのかなど、より沢山の視点を
味わうことができるでしょう。

***今後のCoaching O-live主催イベント開催予定***

5/26(金)午後@銀座【東京】自分自身を再発見!Points of You®体験ワークショップ
[http://bit.ly/poyf170526]
6/2(金)昼@表参道【東京】ランチタイムPoints of You®体験会
6/6(火)夜@日本橋【東京】リフレクションカードで2017年上半期の自分を見つめ直す
6/17(土)午後@自由が丘【東京】創造アンテナ・ストーミング体験会

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2017-04-29

PoyDay001【Back and Forth 行ったり来たり】

【Back and Forth 行ったり来たり】
本日から「Points of You®今日の1枚」という
シリーズを始めてみたいと思います。

僕がコーチングやワークショップなどでも使っている

イスラエル発のコミュニケーションツール、
Points of You®のカードの中から
一枚を取り上げて、そこから浮かぶ心の景色を
記事にしていってみようと思っています。

***



家々に見かける空に泳ぐ鯉のぼりたち。

もうすぐ端午の節句ですね。
風に揺られてゆ~らゆら。

さて、「Points of You®今日の1枚」はこちらです。





どこの国でしょうね。ヨーロッパ?

鏡のように左右に映り込む車と通行人。
黄葉した街路樹や服装から、季節は秋でしょうか。


言葉はBack and Forth=行ったり来たり。

あ、車の前後が切れてるなぁ・・。

皆さんはこの写真からどんなできごとを思い浮かべますか?


***


アメリカTIME誌において

「20世紀を代表するダンサー」とも評された
モダンダンスの開拓者、マーサ・グレアムは
こんな言葉を残しています。

「過去を見るというのはロッキングチェアに身をあずけるようなもの。

とてもリラックスしながら、ポーチで前後にゆらゆらして、
そして決して前には進めない。」
Looking at the past is like lolling in a rocking chair.
It is so relaxing and you can rock back and forth on the porch,
and never go forward. — Martha Graham

***


私たちのこころ、気持ちや意識は

常に変化し続けます。
あっちに行っては、こっちに行き。


鯉のぼりを見ても、

「自由に泳いでるなあ。子どもたちに元気に育ってほしいな。」
と思う時もあれば、自分を投影して、
「ポールにつながれて、どこにも行けないのだろうか。」
なんて感じる時もあるかもしれません。

行きつ戻りつしながら、

少しでも前向きに進んでいけたらいいですね。


メルマガ『JUST BE あるがままに』では、

自分の心を共振・共鳴させて、本当に自由に生きるコツをお伝えしていきます。

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  いつもとは少し違う視点を持って、クリエイティブになれる方法を
  皆さんと一緒に考えていければと思っています。

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2017-04-24

家族でパントマイムとオーケストラ行ってきました〜


パントマイムとオーケストラ!

先日、友人のコンテンポラリーダンサー三輪亜希子さんが出演する
新日本フィルのファミリーコンサート
すみだトリフォニーホールへ
我が家の子どもたちと一緒に聴きに行きました。

宮川彬良さんの指揮と遊び心満載の巧みなアレンジで
クラシック、歌謡曲、ミュージカルなどの有名曲を中心にオケで生演奏。
三輪さんと一緒に踊る、男の子マックスくんも可愛い!

言葉はほとんど使わずですが、小道具やパントマイムで
子どもも視覚的にも飽きさせない展開。
ストーリーがあるわけじゃないのですが、
例えばルロイ・アンダーソンの「プリンク・プランク・プルンク」は
ハエ叩きのシーンになっちゃったり。
ラジオ体操コーナーではなんとオケの皆さんも全員で
ステージ上で演奏しながら体操!

演奏だけでは飽きちゃう子どももや大人にとっては、
舞台として楽しめるダンス、照明、美術など視覚的な工夫が随所に。
(演出:田尾下哲さん、構成:新井鷗子さん)
逆に純粋に音楽を楽しみたい大人にとっても、
ダンスが主張しすぎず、いいバランス。
あのバランスって、実はすごく難しいと思います。

出演者みなさんの気持ちの入ったパフォーマンスで
家族で楽しめるエンターテイメントでした。




終演後に舞台裏で写真を撮っていただきました。
オケパン!の皆さま、幸せな時間をありがとう!

2017-03-20

君津市『波のささやき 光のうた』終演

君津市での本番、無事終演しました。
打楽器奏者の若鍋久美子さんと念願叶っての初共演。

『第27回 名曲コンサート《忘れないで!3.11》』で、
第二部を担当いたしました。
『波のささやき 光のうた〜自然の中にある"うた"を想う〜』と題して、
僕は鍵盤ハーモニカと途中ダンスも少々。
僕はヒアリングしながら演出面でのアドバイスをしましたが、
基本的には若鍋さんが全体のディレクションや美術を担当されました。



今回は主催の房総楽友協会、早川さんから
「音楽だけじゃなくて視覚的なものも」
というご相談から、若鍋さんが僕を誘ってくださいました。

帰り道に彼女と、即興や幼児のことを話した流れで、
西洋と東洋の風土と文化のつながりを話していました。
音楽やダンス、建築や衣裳。宗教、組織、まち。
石の文化(ヨーロッパ)でできあがる考え方と、
木の文化、火山や台風など自然の力が強いアジアで育つ考え方には
必然的な違いが出て当然ですし、そこは間違いなくつながっています。

ある意味マッチョな西洋音楽レパートリーが並ぶ第一部に対して、
即興演奏を含め、毛色の違う音楽をプログラムした第二部は
日本という土地で育ちながら西洋音楽の教育を受けてきて、
それでも何かうまくそこに納まりきれない僕ら2人共通の不器用さが、
個性として出た内容になったのではないかと思います。



「音楽」とはもともと「聞く」だけではなく、
さまざまな感覚が総動員される行為なのではないでしょうか。


自然は(自ずから然りとただ変わらずそこにあり、
「当たり前」の中で僕たちが気付いていないだけで、
いつもささやいて語りかけてくれていると思うのです。


コンサートの副題でもある震災や原発事故から6年経ちました。
まだまだフクシマの地に戻れない人も多く、
復興は終わっていないと思います。

震災直後は文化芸術がお役に立てることは
ほとんどありませんでしたが、
時間が経ってきた今だからこそ、
微力ながらもしぶとく、音楽を通して
メッセージを発信していければと思います。

上演の機会をいただいた
房総楽友協会、代表の早川さん、
限られた時間の中で音響や照明などを実現してくださった
会館スタッフの皆さま、そしてご来場いただいた皆さまに
感謝しています。ありがとうございました!

温かい音色や心躍るリズムで共演していただいた
若鍋さんにも心からの感謝を。
そして、いつもながらサポートしてくれた家族にもありがとう!

------------------

(第1部)14:00~
地元のピアニスト、声楽家、室内楽によるクラシック名曲の演奏

(第2部)15:30~(約40分)
特別企画 『波のささやき 光のうた〜自然の中にある“うた”を想う』

出演:若鍋久美子(マリンバ・パーカッション)、
   橋本知久(鍵盤ハーモニカ)   

曲目:いずみたく「見上げてごらん夜の星を」、
Robert A.Schumann「トロイメライ」、
三善晃『海の日記帳』より小品、
Wolfgang Roggenkamp「アフリカン・ブルース」、
即興演奏


公演の模様が、かずさFM83.4で特別番組として放送されるそうです。
3月26日(日)20時から放送。
インターネットでどこからでも聞けるようです。

2017-03-18

春分の日に向けて【活動案内】


今週は僕の周りでは卒業式、卒園式の話題も多かったのですが、
春に向けて新たな環境でスタートを迎える方も多いのかと思います。
皆さんはどんな春になりそうですか?
どんな春を過ごしたいですか?

宇宙のめぐりの中では3月20日春分の日が、
ひとつの大きなサイクルの始まりとも言えます。
以下、春分の日前後に予定している活動です。

どこかでお会いできたら嬉しいです。

*『第27回名曲コンサート《忘れないで!3.11》』(出演:演奏&ダンス)
【日時】2017年3月19日(日)
【会場】君津市民文化ホール 中ホール(千葉県君津市)
http://bosogk.com/winter027/

*『空耳図書館のはるやすみ2017〜おやこのじかん』(満員御礼)
【日時】2017年3月20日(月祝)10:30-
【会場】和光大学ポプリホール鶴川(東京都町田市)
aotenjoがインドの絵本をご紹介。ココロとカラダを使って絵本の世界を旅しよう♪
絵本の読み聞かせとは異なり、身体と五感で絵本の世界をあそぶ時間です。
https://soramimiwork.jimdo.com

*aotenjo presents『あお~会』第6回(参加受付中)
【日時】2017年3月20日(月祝)14:00-17:00
【会場】ユニコムプラザさがみはら(神奈川県相模原市)
カードとお茶とスイーツでクリエィティブに。
楽しく「春」を語り合いましょう!
イスラエルPoints of You®のカードを使用します
http://bit.ly/ao6_teaparty


NPO法人CANVAS:キッズクリエイティブ研究所(講師)
申込み〆切が3/22(水)です。
幼児クラスA&B「おえかきライブ《えがおと》」
小学生クラス「超だるまさんがころんだ!」
5月28日(日)キッズクリエイティブ研究所in代官山
6月18日(日)キッズクリエイティブ研究所in東大本郷2017年度(年間コース)
6月25日(日)キッズクリエイティブ研究所in東大本郷(3か月コース)


http://bit.ly/2lAftXs


2017-03-17

君津市3/19名曲コンサート最終リハーサル

まるっと1日集中しての最終リハーサルでした!
舞台と同じ広いスタジオで音、動き、美術など。
やっと見えてきた〜。『波のささやき 光のうた』
君津でお会いしましょう!


第27回名曲コンサート《忘れないで!3.11》
日時:2017年3月19日(日)開場13時半 開演14時
会場:君津市民文化ホール 中ホール
入場無料
http://bosogk.com/winter027/

2017-03-13

色のある歌

本日は朝から府中市でマメちゃんこと、
打楽器奏者、若鍋久美子さんとリハーサルでした。


午前中は進行表を見ながら、
照明プランや音楽のつなぎなど詳細の詰め。
ナレーションの言葉選び。
衣裳合わせ、美術の布の確認など。
三善晃さんの小曲集『海の日記帳』から
膨らんで行った今回のクリエーション。
序文の「色のある歌」とはなんだろうと、
互いのイメージを話し合う。
素材に触れている時、風景を眺めている時、
心の中に湧いてくる温かいもの。
いわゆる歌詞はないけれど、
その愛おしい感覚を"うた"と呼ぶなら、
そんな自然の中の"うた"を聴き、
音楽に込めて歌ってみたい。
海のようにそこにあって、
生きているものも、死んでいったものも
すべてを包み込んでいる。
互いに想いあっている。
見上げてごらん、夜の星を。
午後は音楽稽古。
いろいろやらかしつつ録音も。

















帰り道の舗装のパターンが
なんだかマリンバに見えてきた。

たくさんの宿題をもらって、
がんばろっと気を引き締める。
幸せだなぁ〜。

第27回名曲コンサート《忘れないで!3.11》
日時:2017年3月19日(日)開場13時半 開演14時
会場:君津市民文化ホール 中ホール
入場無料
http://bosogk.com/winter027/

2017-03-12

自然の中にある“うた”を想う

3月19日(日)に千葉県君津市にてコンサート出演を
予定しております。



共演者の若鍋さんとのリハーサルでは、
彼女のイメージを台本や演出面から
一緒に考えてつくってきました。
水や光のゆらぎ。その中から響いてくる音。
それは私たちの中にある「うた」でもあります。
時間の経過の中で移りゆく
景色や心象風景を演奏だけでなく、
ダンスや照明、小道具やテキストなども使った
総合的なシアターピースとして上演します。
この場に集う皆さまと光も影もひっくるめて、
さまざまな波の中で私たちが生きていることを
改めて感じる時間がつくれればと思っております。

第27回名曲コンサート《忘れないで!3.11》
日時:2017年3月19日(日)開場13時半 開演14時
会場:君津市民文化ホール 中ホール
入場無料
http://bosogk.com/winter027/

2017-03-10

大阪の教育者たち

大阪のNPO法人 箕面こどもの森学園を見学、
代表理事で学園長の辻 正矩さんにご案内いただきました。
フレネやイエナプラン教育を参考にしながら、
教師やテキストを中心にするのではなく、
子どもの興味関心から学ぶことのできる、
子どもの主体性を尊重する学校です。



午後は教員の
濱 大輔さんと
小野原にある花屋の奥にある隠れ家的なカフェで再会。
日本イエナプラン教育協会の全国大会第2回が
夏に大阪で開催されるそうですよ。
フォトカードでミニコーチングも体験していただきました。
内容は秘密。「シンプルに早く、だけどちゃんと
伝えられる感じがした」と感想もいただきました。

2017-02-19

音符と鍵盤ハーモニカの手作りチョコレート!

先日、外山晴菜さんと世田谷の国際幼稚園KPISで
ダンスと音楽のワークショップを行ってきました。

で、コーディネーターの方から、
こんな素敵なプレゼントをいただきましたよ!
なんと、音符と鍵盤ハーモニカの手作りチョコレート!
黒鍵は干しぶどうでできておりますぅ〜。
ありがとうございました!
オランダに居た頃はMEMOという団体で
幼稚園や小学校に訪問演奏の活動をしてました。
あっちの子どもたちはオランダ語が基本。
先生とは始まる前後で英語で話しましたが、
音楽もダンスも基本はノンバーバル。
言葉の壁を越えて、通じ合えてしまうのが
すごいことだなと手前味噌ながら思います。
今回はチョコチョコ話しましたが、
子どもたちの反応を見ながらテンポを変えたり、
優しくしたり、楽しくしたり音楽でもみんなと会話。
晴菜の楽しいガイドで、海の中の魚になったり、
春の喜びを味わって花になって踊ったり。
子どもたちと楽しい時間を過ごせました!

2017-02-13

弘前大学で集中講義をして来ました。

今年も1月29日(日)に、
弘前大学で集中講義「音楽と言葉」の講師を担当して来ました。
今回は “あなたの「つくる」はなんですか?
その「つくる」をもっと良く変えていってくれる言葉はなんですか?”
という問いを全体のテーマとして設定しました。

現職教員の方も多い大学院の授業で、音楽美術以外にも、
英語、国語、特別支援などなど、さまざまな専門分野で
教育を学ばれている人が多いということを踏まえて、
テーマ設定を”自分ゴト”に捉えてもらえる言い方にしました。

前半をこの数年勉強しているコーチングから
タイムラインを使った価値観の抽出手法を軸に、
NLP(神経言語プログラミング)など混ぜて使いながら構成してみました。

冒頭で、「音楽と言葉」の解題をして、今回のテーマへの導入をし、
テーマの質問への解答を各自、短時間で仮に書き出してもらったあと、
講師の活動紹介を兼ねたデモンストレーションと、
ペアでの過去の楽しかった出来事を聞き合う、
ハイポイントインタビューのワークに。

後半からはボディーワークへ。ストレッチ後、 「立つ」意識の導入、裸足になって教室内を歩く、止まる、
小走り、すごく遅く移動、空間探索などをしました。
そこから教室を弘前市、日本に見立てて、 「問を持って歩く」という演劇的なワークに移行。
からだの声を聴いたあとで、
再びテーマへの解答となる言語化を行ってもらい、
数人でのシェアの時間をもって、振返りまとめまでの90分。
みなさん、とっても真剣に集中して取り組んでくださいました。
いただいた感想からいくつかご紹介します。(抜粋)
***
すごく大きなことではなく、ちょっとしたことでも印象に残っていたり、
影響を与えていると改めて思った。
今日も新鮮な体験ができて、楽しかったです。
ありがとうございました。


***
先生が仰るように、吸収することばかりに
集中している自分がいました。
今後は先を見据え「つくり出す」ことを
前向きに考えていきたいと思います。
普段やらないような貴重な経験をさせていただき、
新たな価値観も見いだせたような気がします。


***
あなたの「つくる」は何ですかとはじめに問われた時に、
よい「授業をつくる」と思い描きました。体を動かした後に、
再び書いたものを見直した時、よい人生をつくりたいと
思い直しました。自分にとって、よい人生をつくるために、
その要素としてよい授業をつくることがあるのだと思いました。
そのような考えの変換・深化があったことに驚きました。
心地よいひろう感につつまれている自分がいます。


***
時間があっという間に過ぎて、無心で取り組んでいる瞬間が
多いように思えました。最近意識してリラックスしたと
自覚することが少ないので、これからの自分の生活リズムに
何かヒントを得たように思います。

***

先生が書く作業中にピアノを弾いてくださったのがよかったです。

***
上手くいく時、上手くいかない時があり、
それなりに落ち込みますが、「起こることすべてがLucky」の精神で
ポジティブに受け止めようと思います。
肩こりひどいので、いいストレッチの機会になりました。
ありがとうございました。

***
裸足でストレッチや歩くといった所作の時
ボディ・マッピングを思い出しました。
はじめてボディ・マッピングをした時の新鮮さとは
また違う言葉にしがたい感覚がありました。

***
先生もおっしゃられていましたが《閉じられた》現状の
中で、このような《開き》の体験があるというのは
生きていくうえで必要不可欠なものではないかと思います。


***「つくる」は何か・・シンプルなのに難しい問いであった。
WSの中で自分の楽しかったことを思い出していく中で、
「大変なこともあるけど、その中には必ずおもしろいこと、
いいことがある!!」ということを経験してきたことに気づいた。
(中略)人のよい点や物事のよいところに気づき、楽しむ心を伝えたい。
学び知ることのよろこびを伝えたい。
私が教師になってずっと思ってきたこと、自分の生き方を
確認することができたような気がします。とても楽しい時間でした。

***

熱心にワークに取り組んで、たくさん感想も寄せていただいた
受講生の皆さん、ありがとうございました。
それぞれの教育や研究活動の参考になれば幸いです。
またどこかでお会いしましょう!

2017-01-01

あけましておめでとうございます!


あけましておめでとうございます!
旧年中は大変お世話になりました。

2016年は自分の周りを見ても、
社会全体の動きを見ても、
これまでの体制や環境が変化して、
新しいバランスを懸命に探そうとする人が
多かったように思います。
みなさんもきっとそれぞれの場所で

頑張っていらっしゃいますよね。

2012年にオランダから家族と帰国後、
収入だけでなく、健康面も精神的にも
不安定だった数年間の中で、
自分の働き方に悩み、模索した僕でしたが、
今はさまざまな方からご支援をいただき、
アートや教育分野でフリーランスとして
仕事をする機会をいただいています。

家族を養うにはまだまだ不十分な経済状況ですが、
自分の好きなことで社会に奉仕して生きていくという決意を、
家族や友人、仕事の仲間や地域の方たちに
応援してもらえている自分は本当に幸せ者です。

こどもとアートをつなぐ活動

さて、代表を務めるアトリエ・ラーノでは、
2012年秋の活動開始以来、音楽やダンスを始めとする
さまざまなアート活動や芸術教育事業を行ってきました。
活動5年目に入った2016年は
乳幼児の親子向けプロジェクト『トパのオトノバ』の始動や、
子育てについてのセミナー講師にも挑戦。
町田自然幼稚園、正和幼稚園での特別活動の指導など、
乳幼児とアートをつなぐ取り組みにぐっと足を踏み出した年でした。

2011年に長男を授かり父親となったことで、
子育てとアートの関わりを当事者目線でも考えるようになりました。
そうした中でオランダのイエナプラン教育、
アドラー心理学とコーチングなど、この数年独自に学んできたことが、
2016年の幼児を中心とした活動の中で
これまでの
音楽やダンスなどの経験とともに
1つにまとまっていくような感覚がありました。

『トパのオトノバ』の冒頭、ざわざわした会場で
僕が鍵盤ハーモニカを演奏し始めた途端に、ぱっと静かになり
こちらに目を向ける子どもたち。
生演奏のもつ力に自分自身がはっとする瞬間でしたし、
こうした体験をもっと多くの子どもたちに届けたいと改めて感じました。

先日、幼稚園の3歳児クラスで、自分たちで描いた絵を
音楽にするという体験授業をやってきたのですが、
給食の後で教室にあった絵本を開いてみせ、
「この曲がったの(豆の木)は、ぐるぐるビューン!」と
早速、”音のなる本”に早変わりさせている男の子。

たくさんの子どもたちと関わっていると、
それぞれが持つ個性の違いに本当に驚きますし、
「人はみんな創造性に溢れて生まれてくるんだ」
ということを確信する日々です。

社会の中でその違いがそのまま尊重され、
才能が伸びていくような多様な環境を
おとなたちが用意しなくてはと強く思います。
自分の特性や経験が生きる「こども」というフィールドに
出会えたことに感謝するとともに、
今後もさらに技術や感性を磨いていきたいと思います。

《旅、出会い、広がり》

振付家、外山晴菜と結成したユニットaotenjoも
本格的に動き出し、関東のほか大阪や京都などへも
ワークショップをしに出かけました。
弘前大学の集中講義で1月雪深い青森にも初めて足を伸ばし、
9月には4年半ぶりのオランダへ家族4人で訪れるなど、
各地を旅し、多くの出会いや再会ができたことも
昨年を彩る楽しい思い出です。

オランダではいわゆる観光ではなく、海辺でのんびりとか
向こうに住む友人たちと食事したりと、
ゆったりとした時間を過ごしたことが本当に贅沢な時間でした。
地に足をつけ自然とともに居ることの豊かさを再確認。

娘にオランダの思い出を聞くと「ジュース飲んだねー」と
往復の機内でいつもは制限されるジュースが飲み放題だったことが
一番嬉しかったようです。トホホ。


《創造すること、自由と責任》

作曲家、笠松泰洋さんのアシスタントとして
歴史ある草月ホールでの演劇公演に関われたことや、
卒業した愛知県立芸術大学の50周年記念事業に作家として
作品を発表できたことも光栄に感じています。
また鍵盤ハーモニカや作曲などの活動を、
東京新聞や中日新聞で取り上げていただき、
多くの方に活動を知っていただく機会も得ました。

政治や経済は、ますます個人の自由ある暮らしや
文化の多様性を危うくする方向に動いているように思えますが、
こういう時代だからこそ、こどもたちの笑顔や、
心の安らぎのために、アートができることも多いように思います。
自分にできることはほんとうに小さなことですが、
つなぎ、発見し、創造する活動を通して、
これからも社会に変化をつくり出していきたいと思います。

それでは2017年が皆さまにとって
喜びに満ちた一年となられますようお祈りいたします。

2017年1月1日
酉年生まれの 橋本知久