2013-07-10

参加型の場をつくる how to make "Ba", a place to get together


多様な視点、関心を持った人が集まる場はどのように実現できるのでしょうか。

これは、EM8が中川運河キャナルアートproject3(2013年10月に開催予定)のプランニングをするなかで、僕の中で大きな関心ごととなっている問題です。

8日の夕方はファシリテーターで数学教師でもある「しらさん」こと白川陽一さんとのミーティング。彼が運営するコミュニティースペース、うずみんを訪問しました。

「倉庫の中に未来の街をつくる」という企画文章を読んで、「ミニ・ミュンヘン」のことを思い出したというしらさん。「ミニ・ナゴヤ」というのもあるそうですが、子どもたちがさまざまな職種をやってみることで、社会参加を疑似体験できる街の縮小版のような場所をつくるというもの。大人たちはスーパーバイザーとして、関わるという仕組みだそうです。

これとは別の事例紹介で、「対話」業界で注目される組織開発分野から、ミクロ・コスモス(小宇宙)をつくるという考え方をご紹介いただきました。所属するコミュニティー全体と同じ比率になるように、小さいグループでも人を集め、そのなかで課題解決を目指すことで、大きな社会においてのモデル実験のようなことが可能になるというもの。

フューチャーセンターのような強い変革を目指すものと、ワールドカフェやOSTのような弱い変革を目指すものがあり、誰でも集まりやすい後者に比べて、実際に社会へアプローチするようなものにはステークホルダーをきちんと選び集めることが重要になるそうです。

場所やイベントを考えるときに、そこはどういう場所なのかと説明をしたくなります。
言葉でクリアに説明すればするほど「じゃあ自分には関係ない」と思う人が増えてしまう。一方で、広くぼんやりとした言葉だとどこにでもありそうで、魅力が出ない。

パルルやうずみんという場づくりに関わりながら、どうやって人に参加してもらうか考えてきたしらさんは「本当に区切らないと始まらないのだろうか?」と疑います。最近は「関わりのある人と、そこの魅力をどう発見できるかのほうが大事だと思うようになってきた」とおっしゃっていたのが印象的でした。

読者の方で、なにか思いついた方はぜひ教えて下さい。

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