【即興、こども、自然の方へ】
2012年1月15日。行く時は1人だったオランダから妻と息子と3人で日本に戻ってきた日。あれから四年が経ちました。今は娘も増えて4人家族に。5年目の始まりに、この数年を振返り、今年の抱負につなげてみます。
帰国した時は仕事も週一回の大学非常勤講師だけで、作曲や演奏の仕事もなければ生徒もゼロという状況でした。音楽や舞台の経験や専門性を活かした活動で収入にできないかと、就職もせずにアトリエ・ラーノをスタート。地域にチラシを配ってまわり、生徒を募集しても体験レッスンの申込みすら入らず頭を抱えました。今から思えば、経営とかマーケティングとかも全くわかっていない思いだけが先行した無謀なやり方でした。
2011年はまだオランダにいて、長男が生まれ、オペラを発表し、震災と原発事故のこともあって、自分の内も外も大きく転換した年。即興、こども、自然との距離。オランダに渡ってから大きくなったこれらのキーワードが、一気につながって確信に変わっていった年でした。日本に戻ってからは時間とお金が切実な問題としてここに重なってきて・・。
この数年間、居住地も仕事も家族も活動にもさまざまな変化があって、収入も不安定で、環境の変化や精神的なストレスもあったのか体調を崩し、2012年には原因不明の体調不良で週の半分近く寝込むなどもありましたが、今はいろいろ見なおし、生き直しているような感じです。
2015年はさまざまな事を整理する年でした。仕事、研究、収入、家族・友人、健康、自己投資。それぞれで自分がどんな未来を手にしたいのか。価値観と優先順位はなんなのか。昨年から家族と離れて愛知でやっていた仕事を辞め、4月から神奈川で再び家族と過ごす決断をしたことで、急速に変化成長する子どもたちとの時間を多く持てたことは本当に幸せでした。トータルの収入は落ちましたが、フリーランスとしての活動は充実し、挑戦もし、沢山の素晴らしい人たちとの出会いもあり、自分の人生の舵取りをするために考え、使える時間と環境を確保できたのは良かったと思っています。
以前からいろいろな活動をやっていて、妻にすら「よく分からない。説明がしづらい。」と言われてますが、「鍵盤ハーモニカ」をメイン楽器に選んだ(TOPAと名乗り活動)ことも、「やさしい自然の聴き方」を始めたことも、「幼児教育」にいま比重を置こうとしていることも、すべて先ほどの3つ【即興、こども、自然の方へ】でつながっています。オランダに渡ったことはある意味宿命だったなと。
この国はどんどん生きづらい方向に進もうとしているけれど、やっぱりこの島の自然とここに暮らす人が僕は好き。名古屋と相模大野を拠点にしつつも、今年は海外ともまたつながりを強くしながら、さらに国内各地にも活動を広げていきたいです。
今年はこれまでの作曲家、時間芸術家、そしてパフォーマーTOPA(トパ)としての創作・研究・演奏・教育活動に加えて、親子のコミュニケーションデザイナーという新機軸も出していきたいと思っています。またこの辺りは徐々に情報発信していきます。
それから「2割前倒しで、一呼吸入れる習慣」を今年の目標にしたいと思います。完璧じゃなくて8割で一旦OKにする。一週間かかるところを5日半でまずは仕上げる。10分を8分目標になどなど。
あいかわらず「健康」は大切な課題。睡眠時間を確保する、水を毎日2L飲む、油物を減らす、添加物をなるべく取らない、からだを動かしバランスを取る、自然治癒力を上げる。これらは継続。
さぁ、まずは最初の3日、3週間、実行に移せるように頑張りますので見ていて下さい。
周りをハラハラさせることも多い未熟者ですが、自分は本当に人との出会いに恵まれていると思います。自分を高めて、少しでも社会に貢献できるようなアウトプットをしていきたいです。皆さんに感謝しています。1月も半ばで今更な感じですが、今年もどうぞよろしくお願いします。
0 件のコメント:
コメントを投稿