2015-07-11

ゲームのように音楽を演奏する愉しみ

毎年夏に開催されている音楽祭CMF(Creative Music Festival)で講師を担当することになりました。
今年のテーマは「ゲームピースやろうぜ!」です。楽譜を使った演奏が音楽では一般的ですが、ゲームピースでは簡単なルールを使って、奏者が即興的に演奏することで音楽が作られます。



CMF2015概要
テーマ:ゲームピースやろうぜ!
日程:2015年9月26日~27日(土・日)
会場:ココプラザ(大阪市東淀川区東中島1-13-13)新大阪駅近く
ゲスト:寺尾孝太、橋本知久、若尾裕、寺内大輔
これまでの開催内容はこちら↓
http://cmflog.blog134.fc2.com/blog-entry-58.html
内容:
ジョン・ゾーンの《コブラ》(裏切りヴァージョン)、ローレンス・ブッチ・モリスの《コンダクション》のほか、ジョン・スティーヴンスやトレヴァー・ウィシャートなどによるゲームピースを参加者全員で演奏しまくるという企画。フェスティバルの最後には一般公開のコンサートも予定しています。全くのドシロウトから経験豊かな方まで、どなたでも参加大歓迎。
お申込方法等、詳細につきましては後日お知らせいたします。


僕は2010年の11月にハーグ王立音楽院で行われた、モリスのConductionワークショップに鍵盤ハーモニカで参加しました。
コンダクションはローレンス・D・ブッチ・モリス(1947-2013)が考案した、ハンドサインとジェスチャーによる指揮された集団即興演奏の手法です。
ポスト・フリーインプロビゼーションとして、指揮者を即興の中に復活させたモリスは、尺八、ネイなど伝統楽器からターンテーブルまで、世界中の音楽家との交流し、この指揮法を発展させていきました。
修正と構築、編集と加工を、奏者と指揮者が協働でリアルタイムに行っていく音楽は、その作曲プロセス自体を見る楽しみも私たちに与えてくれます。

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