2012-06-13

高校生とダンスワークショップまとめ(その2)

6月11日のダンスワークショップまとめの続きです。
まとめ(その1)では彼らがつくっている作品を観たときのコメントの中から、
作品の構成について「冒頭にテーマを出す」ということを書きました。
この記事では、その他に気になったことについて。

もちろん作品を観ていないと、分かりにくい部分もあると思うんですが、
これを書いているのは「どういうことに着目しているのか」
ということが共有できると、読者の方から別の考え方など教えてもらえるのでは
ないかということも期待して書いております。

約4分の作品を観て気になった事として他には、
(1)袖の使い方。横の移動が多すぎやしないかい?
(2)シーンの機能。真ん中に集まる場面でやりたいことがよく分からない。
(3)要シェイプアップ。アイディアが多すぎてどこを見せたいのか分かりにくい。
といったことがありました。

まずは(1)の袖の使い方について。
舞台下手上手の袖を使おうとするために、
ステージを横に移動するシーンが多すぎる印象がありました。

舞台作品でプロセニアムで区切られたステージは一種絵におけるの額縁。
袖は出演者が出番の前に待っている場所ですね。
作品の外側として、出演者を観客から見えなくする役割ができます。

便利なんですが、見せてもらった段階の印象では使い過ぎの感。
16人の出演者を多いと思うか少ないと思うかというのも、
(これで別の記事が書けそうですが、)
この袖の使い方に多少影響しているような気もします。

時間内にステージ上の人数を換えようとしすぎなのか、
何度も出たり入ったりするんですよね。4分間で。
そもそも意図的というよりそうなってしまったのかもしれませんが。
端的に言えば「落ち着かない。」

舞台上にいても、フォーメーションを工夫したりする事で、
ずっと沢山の人がいる印象にならないようにできると思います。

(2)はそのシーンがどういう効果を持っているのかというお話。
まとめ(その3)に続きます

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