2012-06-21

ダンスWSまとめ(その4)ーダンスディクテーション

台風も過ぎ去って、今日は青空ものぞく良い天気でしたねえ。最近我が家では麦茶をピッチャーにつくって飲んでおります。夏よのぉー。

それは兎も角。

6月11日に高校ダンス部で行ったワークショップまとめの続きです。
まとめ(その3)では彼らがつくっている作品を観たときのコメントの中から、
「シーンの機能」と「アイディアを整理する」ということを書きました。
この記事では、ワークショップで取り上げた課題の内容について。

制作中の作品を見せてもらった事で、彼らがどんな動きの素材を使っているのか
だいたい分かりました。
印象として動きの質感が単調だったので、
動きのボキャブラリーを広げるために幾つかのワークをやってみました。

メニューは大きく三つ。
(1)主従交代をしながら模倣ーダンスディクテーション。
(2)トリシャ・ブラウンのキューブ。
(3)LMAでのモチーフ変容。

全部で15人だったので3グループに別けて行って行きました。
(1)最初にやったのが一番前に立っている人の動きを真似して行くというもの。
英語の勉強にシャドーイング/ディクテーションというのがありますが、
それをダンスでやるような感じです。

グループで先頭に立っている人がリーダー。他のメンバーはリーダーの
動きを真似します。動いている途中で、
たとえば90度回転すると先頭の人が変わるので、
今度はその人がリーダーになって続けます。

メンバーのそれぞれの持っている動きのボキャブラリーを交換することになるので、
どんな興味を持っているのかなどが共有できて面白いです。

このとき回転によって新しくリーダーに成る人は、
前の人の動きを途切れさせないようにうまく引き受けながら
自分の動きを始めるのが大切。回転を入れなければずっとリーダーを
続けられる訳ですが、それではつまらないので時々回転しましょう。
そして回転してリーダー役を譲る時は、次の人に「動きを渡すイメージ」
を持つとグループ全体の一体感が出てきます。

スピードを変えたり、たまには止めたり、動きのキャラクターを
前の人と違うものにしたり、ずらしていったりと、
メンバー間でのやり取りを楽しみましょう。

この課題は普段一緒に活動していない人が集まった時の
最初のワークなどにお薦めです。

まとめ(その5)ではトリシャブラウンのキューブを紹介します。
つづく。

0 件のコメント:

コメントを投稿