ふじを案内してくださった山口学芸員によると、
普段から風の強い港でも今日は特別に風の強い日だったそうです。
南極観測船ふじ |
名古屋港に30年ほど停泊しているという、
「南極観測船ふじ」に乗り込みました。
当時は幹部のミーティング室として使われていたお部屋で、
ワークショップの概要説明。参加者の自己紹介の後、
ヘリポートのある甲板に移動。
みんなで輪になって、最初の呼吸のワークが始まりました。
足の裏を感じたり自分の内側を落ち着けた後、
その場で360度から届く音に耳を澄まします。
次にいくつか伝えられた聞き方のポイントを踏まえて、
場所や向きを変えて、各々が散らばって船上からの音を味わいました。
船を降りて、ポートビルのある埠頭の周辺でさらに応用編に。
楽譜のように音を聴いてみたり、見える風景を音楽にしたり、
音の地図を思い描いたり、
それを地層のように高さの違うレイヤー(層)にしてみたり、
やったことも考えたこともない問いかけでしたが、
子どもも大人もみんなで取り組んでいきました。
美術作品のようなゴツゴツの水栓 |
犬と散歩する人、音を出さずにトランペットの練習をする女の人、
つどいの広場からはバンドの演奏が。
だんだん日も沈み始め、人もまばらに。
寒くなってきたので、ポートビルへ移動し、最後の対話。
部屋の電気を消し、暖かさにほっとしながら、
日が沈む紫色の海を窓越しにしばらく眺めました。
体験したことや気付きをお互いに交換。
「おなかいっぱいで言葉にならない」という方もいましたが、
お互いのチャレンジに拍手を送り合って、解散となりました。
名古屋港ポートビルと沈む夕日 |
春分の日の翌日、埠頭でじっくりと味わった非日常。
参加した皆さんは、明日から聴くことをどんな風に楽しんでいくのでしょう。
ワークショップはまた今後も各地で行っていきますので、
今回参加できなかった方もぜひ一度体験しに来てみてくださいね。
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『やさしい自然の聴き方 in 名古屋〜春の埠頭で波とカモメに耳すまし』
日時:2016年3月21日(月・祝) 17:00 –19:00[受付開始]16:45
会場:名古屋港エリア一帯
集合場所:南極観測船ふじ前チケット売り場
イベントページ [http://bit.ly/mlsj07]
今後の活動はこちらでチェックして下さい。
イベントページ [http://bit.ly/mlsj07]
今後の活動はこちらでチェックして下さい。
『やさしい自然の聴き方』プロジェクトFacebookページ
https://www.facebook.com/akousophia/
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